2010.07.29

ハプニング ( The Happening )

シャマラン監督の新作『エアベンダー』が公開中。3Dになっているので機会があれば劇場で見てみたいものです(さすがに今3D対応テレビを買うほど勇気はありませんので……)。ただ、芳しくない評価もちらほら聞こえてくるので、ちょっと躊躇してしまうのも事実。今回の映画はアニメが元になっているようで、彼の原作ではないよう。シャマラン監督オリジナルの映画はちょっと最近はあわないことがあるので、むしろ原作があるほうが楽しめたりするのか知らん。シャマラン監督は自分が原作を書いた作品しかとらないと思っていたので、原作がある作品を撮ったというのには少々驚きでした。

好みの映画ではないのに気になるのがシャマラン監督の怖いところ。それだけ『シックス・センス』のインパクトが大きかったということなのだと思います。きっとまたあの驚きをもう一度体験させてくれるのでは、という気持ちだけでついつい彼の作品に手をだしてしまうんですな。ということで、つい、ふらふら~と『ハプニング』をレンタルしてきてしまいました。

ハプニング (特別編) [DVD]突如、多数の人が一斉に自殺行為を始める現象が起こります。事象が起こる場所が広がる中、安全な場所へ逃げようとする主人公とその妻、友人、その子供。彼らは無事に安全な場所まで行き着けるのか?また、いったいに何が原因で何が起きているのか……

といった感じで冒頭からかなりインパクトのある映像が。あっという間に話に引き込まれます。ただ、そこからの展開がいかにもシャマラン監督作品という感じで進みます。SF映画やスリラー映画だと、政府関係者や科学者が主人公になり、事象の原因追求と対応に終われるさまが描かれるのですが、『ハプニング』ではずーっと一般市民の視点が維持されます。

なので、スリラーやSF映画というよりも、とんでもない状況に放り込まれた夫婦関係にトラブルを抱える男女がそんな状況の中もう一度やりなおしていくことを模索していくという、どちらかというとヒューマンドラマな映画に仕上がっています。

実際、想像もできないようなことが起きたときって、映画やドラマと違って、『ハプニング』のように、一市民としてテレビや携帯電話で情報収集しつつ、周りと助け合いながらなんとかやっていく、という感じになるはずなので、ある意味リアリティのある演出ではあるなぁ、と思いました。自分たちの見えないところで政府のお偉いさんや科学者の面々が死ぬ気でがんばっているのかも知れませんが、一市民では彼らの活躍等々は間接的にテレビのニュース等々で触れるくらいでしょうし。なので、テレビのニュースがところどころ出てくる演出はなかなか興味深いものがありました。

SF映画やスリラーを期待すると、あれっという感じになるので、その点を事前に理解した上で見れば意外と楽しめるのかもしれません。監督の以前の作品の『サイン』が演出的に『ハプニング』にかなり近いなぁと見終わった後に思いました。あちらもSF的なシチュエーションではありながら、非常にミニマルな話がつづられます。政府の偉い人も科学者も出てきません。同じ題材でも視点が変わるとえらく話がかわるもんだなぁ、と痛感させられた作品でもあります。

なので、『ハプニング』はSFやスリラーの棚に置かないで、ドラマのジャンルに置いたほうがいいと思います……

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2010.07.03

鬼武者

ブログを更新しない日が続いていて、飽きっぽい自分を再認識しています。とはいってもこのままやめてしまうのもなんなので、引き続き細々とやっていこうかと。とりあえず下書きでそのままになって記事がそこそこあるので、まずはそちらをアップしようかと思案中。ということで時系列的におかしな内容になっています……

まずは1年前に下書きしたまま放置の記事を。冒頭から時系列的におかしいなぁ……

いよいよ来週、FF7 ADVENT CHILDRENが発売に。DVD版は持っていますが、うーん、BD版は正直迷います。綺麗になっているだろうし追加要素もあるということだし、心揺れますが、最初に買うBD映像ソフトとしてはちょっと魅力に欠けるかなぁ。買うとしてもFF13の体験版が付いていない普通のになるだろうなぁ。

FF13は当然早くやってみたいのですが、体験版やるほどではないかなぁ。というか、体験版は往々にしてストレスがたまるので(えー、これで終わり、という類の)基本的にやらないので。PS3ではやく本格的なJRPGがやりたい今日この頃ではありますが。

鬼武者RPGばっかりなのもなんなので、久方ぶりにアクションアドベンチャーという類のものに手を出してみました。もう何年も前に買っていたのですが、中ボスが倒せず途中で放棄していたの『鬼武者』に再トライ。PS2で初ミリオンを達成したソフトということで結構当時は騒がれたのですが、最近は続編もでないし、ちょっと寂しい限りです。

ということで再挑戦したものの、やはり同じようなところでてこずるわけです。が、あまりにもゲームオーバーが多いと易しいモードがでるんですな。攻略サイト見るまで知らなかった……できれば最初から易しいモードを選べるようにして欲しかったなぁ。アクション苦手でもストーリーを追いたい人って結構いると思うんですが。

気を取り直して易しいモードで再挑戦。さくさくというわけではないですが、まぁゲームオーバーにあまりならずにそこそこ楽に進めました。ラスボス戦は何度かやり直す羽目になりましたが。何がつらいってHPの回復がなかなかできない点ですな。武器を最強にしてもそう簡単に相手も倒れてくれず、こちらも上手く相手の攻撃をかわせず、それなりにHPが減っていくのに、なかなか回復できない~(敵の倒し方によってはHPを回復できるモノを出すことができるのですが、ヘタレなのでそう上手く出せない……)。続編以降ではこの点は変わっているのかしらん。

主人公の左馬介がさらわれた従兄弟の雪姫を探して城内をめぐる中で、幻魔と信長の契約や、雪姫のさらわれた理由が明らかになっていく……てな感じでお話は進みます。ストーリーはあっさり。ストーリーを楽しむにはちょっとボリューム不足だったかなと。続編以降でひょっとしたら話が深まっていくのかも知れません。CGは今見るとちょっと……な感じは否めませんが、綺麗に仕上がっています。オープニングのシーンは賞をとっただけのことはあります。

城内をメインにうろうろすることになるのですが、ストーリーをそれなりに進めないと(正確には、装備のレベルを上げないと)いけないところが結構あり、同じところを行ったりきたりすることになります。マップ自体はそれほど広くはありません。あと、前は行けたのに後半いけなくなってしまうところとかもあり、後からもう一度行こう~!と思っていると、ちょっとばかり困ることになります。くー、これでいくつか取りこぼしたものが……

主人公は金城武が演じています。声だけでなくそのまま顔も取り込んでいるので、金城武そっくりの主人公を操ることになります。これもそういえば当時は話題になっていたっけ。顔を取り込むのはいいんですが、台詞はちょっと……他の声優さんとの差が出すぎでした……

このゲームの最大の売りはばっさりと敵を倒すところなわけですが、ばっさり感だけで言えば、無双シリーズの方が上かも。ばっさり感を追い求めるのであれば、無双シリーズをお勧めします。ばっさり感を楽しみたい、でも、ストーリーもあるのがいい、おまけにちょっとホラー的な要素が入っているとなおよい、という方は『鬼武者』がお勧めです。ホラーではないですが、バイオハザードを彷彿させるプレイヤーをびびらせる演出になんどかびっくりさせられました。バイオでケルベロスが出てくるシーンへのオマージュないしパクリなシーンもあったしなぁ。さすが同じCAPCOM製作のことはある、と勝手に解釈してしまっていますが、あのシーンはそうじゃないのかなぁ?

トータル7時間くらいで終了。私はかなり慎重に進めたのでこれだけ時間がかかりましたが、半分くらいの時間で終わる人もいるんではないでしょうか。ゲームの進め方によっては終了後におまけ的な要素が出ます。私の場合はパンダのきぐるみで再度ゲームができる要素が追加になっていました。ちょっとだけやってみましたが、かなりまぬけ……

数年ぶりに再挑戦してみて思ったのは、PS2のソフト、今でも全然普通に楽しめますね。PS3に完全に置き換わるには時間がまだまだかかりそうな気が……しかし、アナログコントローラー対応のソフトなのに十字キーでキャラクターを動かすとは……そういえば昔はそういう多かったような気もしないでもないなぁ。でも最初はほんとコントローラーが壊れたのかとマジ思いました……

続編はうーん、どうしよう?その前に同ジャンルの『ゴッド・オブ・ウォー』に挑戦してみようかなぁ。







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2009.03.29

Let Go / Avril Lavigne

日本でも人気の Avril Lavigne。3rd アルバムからのシングル、'Girlfriend' が日本でもヒットしましたね~わかりやすいメロディーにPVもなかなか面白い物に仕上がっていたし。正直、ファーストシングルの 'Complicated' を聞いていたときはここまで日本で人気が出るとは思ってもいませんでした。

レット・ゴーということで、ファーストアルバムの "Let Go"を最近ずっと聞いていました。ジャンル的にはパンクロックになるようですが、正直、パンクロックとポップロックの違いがよくわかりません……アーチストのメイキャップ、でジャンル分けするわけないしなぁ。ま、好きな曲ならジャンルは問わないので区別することに意味はないんですが。

ファーストシングルの 'Complicated' はミディアムロック。この曲は個人的にはまぁまぁな感じだったのですが、セカンドシングルがツボでした。'Sk8er Boi' がセカンドだった分けですが、ノリノリのロックチューン。パーティを盛り上げるには最高の曲ですな。歌詞もなかなかドラマチックになっていて、一時はこの歌詞を元に映画ができる、なんて話も出ていましたが、どうなったんだろう?歌詞は確か……

バレエをやっているお嬢様にスケート少年がデートないし付き合いを申し込んだけど断られる。数年後、そんな彼女がMTVをつけるとそのときの彼がテレビに出ている!知り合いに電話したらみんな知っていて、なんか地元でコンサート開くから見に行くことに。

……てな内容だったような気が。陳腐といえばそうですが、膨らませようによっては映画もありかなと。

サードシングルはバラードの 'I'm with You'。バラードもできるのよ、というアピールでシングルカットしたわけではないでしょうが、しっとり聞かせる曲に仕上がっています。

シングルカットはされなかったものの、他にもヒットしたろうなぁという曲が目白押しなアルバムでした。'Things I'll Never Say' は出だしのギターからサビの盛り上がりまで個人的にはお気に入りで、ぜひともシングルカットしてほしかったなぁ。ちょっとばかり歌詞が過激な 'Anything But Ordinary' もなかなかグッド。サビのところがまたグッときますなぁ。

アルバム最初の曲でシングルカットもされた 'Losing Grip' はなかなか骨太な感じで、アルバムの中で若干異色な感じがしましたが(他の曲は結構ポップな感じなので)、それでも浮いた感じがないのはやはり、全曲彼女が手がけていて、彼女らしさで統一されているからなのかも。

'Girlfriend' はラップ交じりの曲で、Avril もやっぱり流行りに目がないのか、と若干思ったりしたのですが、ファーストアルバムにもラップ交じりの曲はありました。'Nobody's Fool' がそれ。出だしたラップ調ですが、サビの部分でしっかり歌っています。すわ転向かと勘違いしそうでした、すんません。

3枚目まで安定した人気を保ってきたわけですが、4枚目以降もこの勢いが維持できるといいですなぁ。4枚目はしばらく先かなぁ……






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2009.01.17

Destiny Fulfilled / Destiny's Child

渡辺直美のおかげなのか、すっかりビヨンセも日本に定着したみたい。そんなビヨンセ、最新作"I Am… Sasha Fierce"も好調な様子。最新シングル'Single Ladies (Put A Ring On It)'もビルボード1位を獲得。大方の予想どおり、Destiny's Child解散後も好調さを維持しております。ほかの二人がちょっと気の毒なような気がしないでもないです。

デスティニー・フルフィルドそんなビヨンセのいたDestiny's Childの最後になるフルアルバムをしばらく聞いていました。ラストアルバムになることをほのめかすようなタイトルですが、実際そうなったわけで。このアルバムからのファーストシングルだった'Lose My Breath'がもうツボにはまりまくりで、手にとってみました。ほかのシングルはじっくり聞かせる系統だったので、おそらく'Lose My Breath'がアルバムの中では異色なんだろうなぁ、と思っていたわけですが、実際そのとおりでした。

お気に入りの'Lose My Breath'でアルバムスタート。曲もいいけどPVも見ごたえありました。3人がそれぞれ3役演じるダンスバトルものですが、ダンスがうまくて惚れ惚れします。揃いの服でそろえた3人、それにストリート系の3人がそれぞれチームでダンスバトル。最後はなぜか比較的普通の格好の3人が出てきて〆るという流れ。それぞれダンスが特徴的で見ごたえありました。曲もよかったし満足なPVでした。

ほかの曲はハモりでじっくり聞かせる系統の曲が目白押し。ほんと最近の典型的なR&Bの曲が目白押しという感じです。あ、でも'If'はちょっと70年代の香りがしたなぁ。印象に残ったのはちょっと歌詞が気になる'Love'。この曲、出だしが曲に歌詞を合わせた感があるように感じるのは私だけか知らん(なんかうまく曲にのっていないというか。またそこが印象に残るんですが)。ラストの'Why You Actin''も"Chapter one'"の歌いだしがなかなか印象に残るいい曲でした。日本盤のボーナストラックみたいですが、普通にアルバムに入っていてもよかったのになぁ。

セカンドシングル(立ったはず)の'Soldier' はT.I. をフィーチャーして曲だったんですな~そのときはよく知らなかったので、なんか誰かと一緒にやっているなぁくらいしか認識しおらず、PV見ても誰だかよくわからなかったのですが、あの 'Whatever You Like' 出ヒットを飛ばした人だったのですな。コチラ 'Whatever You Like' のPV、かなりベタで英語がさっぱりわからなくてもクスっ笑える仕上がりになっています。「お前が好きなものならなんでも」というタイトルどおりのベタベタな展開が笑えます。

話がそれました~当初はメンバーの入れ替えが頻繁で、ビヨンセ+父親それと他のメンバーとの確執がささやかれていましたが、3人構成になってから落ち着いたようで、これが続くといいなぁと思っていたのですが、意外に短かったですな。長いこと同じメンバーでやるのって大変なのか知らん。その辺、ローリング・ストーンズとかボン・ジョビとかすごいよなぁ。






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2008.08.11

ブラッド・ワーク ( Blood Work )

TSUTAYAで半額キャンペーンがまたやっていました。なんか昔より回数が増えているような気が……ということでまたレンタルへ。ブルーレイレンタルが全店で開始ということで、うちの近所のTSUTAYAでもありました。が半額対象外ということで、次回へ持ち越し。まだソフトが少ないこともあり、もう少し様子見かなぁ。セル版ブルーレイもまだHDということ以外、DVDと差がないので、ソフト買うのも当分先になりそう……BDのみ特典ディスクが付きます、ぐらいわかりやすければ即買うんですが……(って当然ソフト次第ですが)。

ブラッド・ワーク 特別版今回はクリント・イーストウッドが製作・監督・主演と務めた『ブラッド・ワーク』を。FBIのプロファイラーであるテリーは連続殺人の容疑者を追う途中で心臓発作で倒れてしまう。2年後、FBIを引退し無事心臓移植も終了したところへある女性が訪ねてくる……という感じでお話は始まります。

純粋なミステリー・スリラーですな。プロファイラーが主役というと、猟奇的な殺人が延々と続くのかと思うかもしれませんが、そういった類の演出は最初だけ。猟奇的ではないにせよ、その後も殺人が続くことには変わりはありませんが……猟奇的ではない、というのが謎解きのひとつのポイントにもなっています。

サイコパスを追い詰めるプロファイラーの活躍、といったものを期待すると若干肩透かしをくらうかもしれませんが、ミステリーとしては楽しめるのでは。ただ、気がつく人は早めにオチがわかってしまうかも。もう少しひねりがあってもよかったかもなぁ。

原作はマイクル・コナリーの小説で翻訳が出ています。日本版のタイトルは『わが心臓の痛み』。映画のタイトルよりもうまいなぁとついつい思ってしまいます。心臓を移植され生きながらえることができたものの、それに若干の罪悪感(他にも移植を待つ人がいるのに云々)を感じつつ、また、移植の背後にあった理由等々からまさに心臓が痛むような(心臓ではなく心なんだろうけど)事態に巻き込まれる主人公の気持ちをうまく表現しているなぁと思いました。

夜より暗き闇〈上〉 (講談社文庫)原題の" Blood Work "にもしっかり意味はあります。こちらは謎を解く鍵をタイトルにしています。映画的には『ブラッド・ワーク』の方がしっくりくるかも。カタカナタイトルが洋画にはよく似合う、というわけではないですが、娯楽として楽しむにはこの方がいいかも。『わが心臓の痛み』だとなんか文芸チックな感じで軽い感じで映画を見たい人を遠ざけてしまうような感じがなんかするのは気のせいか知らん。

映画のラストを見て後日談を知りたい方は、小説で楽しめるようです。『夜より暗き闇』という作品でテリーが再登場するようで。映画が意外に面白かったので、コナリーの小説にも挑戦してみようかなぁ。その前『立証責任』をいいかげんに読み終えないと……






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2008.07.27

ノイズ ( The Astronaut's Wife )

週末は映画に行くことがめっきり減りました。体調的なこともありますが、最大の理由は買い込んだDVDが一向に減らないため。つまり、見てないものが増える一方なのです……まずは買ったDVDを見つくしてから、それから映画館に行こうというわけです。近所に映画館があるのに、新宿の新しくなったシネコンにも行ってみたいのに、ここはぐっと我慢。当然ではありますが、DVDも極力買わないようになりました。まだ見ていないのがたくさんあるのに買うのはやっぱりおかしいよな……でも、『サイレント・ヒル』のDVD特別版は買いたかったなぁ。

ノイズ映画館に行かなくなったとは言うものの、TSUTAYAで半額キャンペーンをやっているとついつい借りてしまうのは相変わらず。今回は『ノイズ』を借りてみました。今や日本でも大人気のジョニー・デップ出演作。主演は他にシャーリズ・セロン。

ジョニー・デップ演じる宇宙飛行士スペンサーは船外作業中、事故にあう。空白の2分間があったものの、無事救助され地球に急遽帰還。何も変わっていないように見えるスペンサーだったが、妻ジリアンは何か違うものを感じていた。そんな中、子供を身ごもった彼女。子供は本当にスペンサーの子供なのか、それとも何か得体の知れないモノの子なのか……次第に精神的に不安定になっていくジリアン。果たして夫は昔のままなのか、それとも……

あらすじはこんな感じ。SFサスペンス的なお話ですが、特撮はあまりありません。むしろサスペンス色が色濃いです(TSUTAYAではSFの棚にありましたが)。ジリアンの懸念が杞憂なのかどうなのかが最後までわからず、この一点だけで見る人をなんとか終わりまでひきつけようとする映画です。

ジリアン視点で描かれるので、見ている人は同じような不安に駆られるわけです。ただ、昔ジリアンが親を亡くした時に精神的に不安定になったこと、および妊娠しているため精神的に不安定になっているような演出があるため、ジリアンの不安が現実的なものなのかはたまた単なる勘違いなのか、どっちと判断すればいいのかさっぱりわからず、最後まで見ざるを得なくなります(ま、映画なんだから普通では終わらないと大半の人は思うはずですが)。

若干テンポがゆるい感じがするので、気が急く人はいらいらするかも。そこはぐっと我慢して最後まで見ましょう。どんでん返しはありませんが、その価値はちょっとはありますので。続編はありませんでしたが、続編があってもおかしくない終わり方ではありました。

監督はIMDBによればこれが2作目だったようで。ただ、この後は映画は撮っておらず、脚本や製作が中心のようです。うーん、納得かも……出演は他にクレア・デュバルと『T2』に出ていたジョー・モートン。クレア・デュバルはジリアンの妹役で出演でした。『パラサイト』の時の印象が強いですが、それと似たような役でした。不良少女みたいな役の印象が強いのですが(『ゴースト・オブ・マーズ』はそうでもなかったけど)、IMDBのバイオグラフィを読んだらなかなかすごい経歴みたいで。このせいでそういう役が多いのか知らん。それにしても、映画の中ではよくできる姉とそうでもない妹的な演出だったのが、経歴も演出と同じように結構違うのには驚きました。

原題のままだと「アストロノーツ・ワイフ」だし、かといって翻訳して「宇宙飛行士の妻」だと味気ないし。ということで『ノイズ』を邦題にしたのは正解だと思います。なんか不安をあおる印象があるし。で、この『ノイズ』ですが、まさに「ノイズ(雑音)」で映画の中に時々出てきます。ジリアンがスペンサーが何かと交信するのにこの「ノイズ」を使っているのではと疑うわけですな。映画の中でキー的な要素なのですが、その割にはあまり出てきません。というか気づきにくいだけなのかも……そんな「ノイズ」なのにタイトルにしようと思い立った人、マジすごいなぁ。






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2008.07.20

フォーガットン ( The Forgotten )

3連休も折り返し。休みは相変わらず何をするではなくてもあっという間に過ぎてしまいます。あれもこれもしようとは思っていてもついついそれとは違うことに手を出してしまって、日常生活周りのことが後回しになってしまいます……DVDとかゲームは後回しにして、やればいいのはわかっているのですが、たまの休みくらいのんびりすごしたい、と思ってしまうともうだめなわけで。

フォーガットンということで今日もまたDVDを。公開時に見逃していた『フォーガットン』を。息子をなくしてから1年以上たつものの、息子のことが頭から離れないテリー。そんなある日、周りから息子に関するものが消えてしまう。人の記憶からも。テリーが亡くなったと思っている息子は最初から存在しないのか、それとも……てな感じでお話は始まります。

レンタルしてみたのですが、ミステリーの棚にありました。が、SFの棚にあってもあながち間違いではないかも。SF的な要素が入ったミステリーですな。すごい特撮とかがあるわけではなく、SF色はそれほど強くはないのですが、それでもSFはこの映画に欠かせない要素になっているかと思います。これ以上書くとネタばれになりそうだ……

主演はジュリアン・ムーア。相変わらず綺麗ですね~旦那役は『ER』でおなじみのアンソニー・エドワーズ。メガネをはずしていたのでだいぶ印象が違いました。あと、ゲイリー・シニーズがジュリアン・ムーアのカウンセラー役で出ていました。ゲイリー・シニーズってこういう役がすきなのかなぁ。なんか他の映画の役とかぶるような気がするのは気のせいか知らん。あと、キーパーソン役でライナス・ローチ。あまりにエドワード・ノートンに似ていてびっくりしました。舞台で生を見たことがあるのに、なんかぜんぜん認識できませんでした……ショック。

何を書いてもネタばれになりそうですが、最後にこれだけは。X-Files が嫌いではない人は試しに見てみてもいいかも知れません。あと、純粋にミステリーを期待すると、えーっという落ちになりますのでご注意ください。突っ込みどころも満載ですが、そこは流して鑑賞するのがベストかと。それにしてもNSC(だったかな)は詰めが甘すぎます……






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2008.07.19

ダンジョン&ドラゴン ( Dungeon & Dragons )

E3やってたんですね~すっかり忘れていました。最近は規模が縮小されてそれほど注目度が高くないようですが、それでも個人的にはびっくりなニュースが。FF13は海外ではPS3だけでなくXBOXでも出るそうで。海外でもPS3オンリーだと思っていたんですがね~海外でのハードの普及状況から考えたら、まぁありえないシナリオではないですが。海外売り上げをもっと上げたい、という会社の姿勢からすると納得ですな。PS3の普及がちょっと心配な今日この頃です。

ダンジョン&ドラゴンゲームのニュースが気になったからではないですが、前から気になっていた『ダンジョン&ドラゴン』を鑑賞。バイオやサイトレント・ヒル同様、ゲームが元になった映画ですな。ゲームはやったことないです。ゲームといっても元々はテーブルトークRPGだったみたいですね。テーブルトークRPGは一回だけやったことがあるのですが、あれがひょっとしたら『ダンジョン&ドラゴン』だったのかなぁ。

魔法使いが国を治める Izmer 。王女は魔法の使えない市民との平等を求めるが、評議会と対立。ドラゴンを操る杖を評議会に奪われそうになる。その前に最強のドラゴンであるレッドドラゴンを操る別の杖を手に入れようとするものの、王女それに評議会から国を奪おうと画策している Profion もまたその杖を狙っていた……てな感じでお話は始まります。

ゲームを知っていたほうがもっと楽しめたのかもしれませんが、知らなくてもそこそこ楽しめました。特撮も結構すごいと思うのですが、剣と魔法というネタ的にかぶる『ロード・オブ・ザ・リング』とかと比較するとやっぱりレベルは落ちるかなと。予算が同じ規模ではなかっただろうし、単純な比較は気の毒だとは思いますが……

ストーリーはなんとなく淡々と続く感じ。それなりに緩急あるものの何かが足りないような気が……演出なのか編集なのかわかりませんが。ここはきっと感動して涙腺緩むところなんだろうなぁというところでもそうならなかったのはなぜなのか知らん。自分が悪いのかなぁ。

あと、ラストの展開はちょっと意外でした。多分、見ている人は王女に肩入れするように鑑賞中になると思うのですが、あの展開だとちょっと……置いてけぼりをくらった感はないのですが、意外感が残りました。

キャストで知っていたのは、まずはジェレミー・アイアインズですな。今回は悪役。今回の役どころのせいなのか、かなり熱い演技を見せてくれます。なんかイメージが変わりました……あとは王女役でソーラ・バーチ。彼女の映画をそれほど見ていなかったせいか、あまり違和感は感じませんでした。あと、主人公の仲間役で Marlon Wayans が。コメディ映画によく出ているイメージがありますが、この映画でもやっぱり道化役的な位置づけでした。一番印象に残ったのは、魔法使いの見習い役の Zoe McLellan 。この映画で初めて知りました。テレビ出演が多いみたいですな。映画にももっと出てほしいなぁ。

公開時はそれほどヒットしなかったような気がするのですが、続編ができているということは赤字ではなかったのか知らん。Amazon のコメント読んでいるとどうも続編の方がよさそうな感じがしないでもないです。続編の方が評価が高いのって珍しいなぁ。






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2008.07.13

ディセント ( The Descent )

先日からパソコン周りの調子が悪くて無駄に時間を使っているような気が。無線LANの調子がおかしくなり、あちこちいじっているうちに直ったのはいいものの、ほかに不具合が出る始末。PCの再セットアップまでやる羽目に。夜中にあちこち触るものではないなぁと痛感。

THE DESCENTそんなこんなのどたばたで、ほんとは先週アップするつもりだったのに1週間遅れになってしまいました。記憶があいまいですがとりあえず。ホラーづいている最近ですが、今回は『ディセント』を。公開時に、意外なヒット云々という話を耳にしていてそれ以来見たいなぁと思っていた作品です。

6人の女性が洞窟探検に(洞窟にどんどん降りて行くので『ディセント(降下)』なわけですな)。途中、落盤のため閉じ込められてしまう。必死に出口を探すが、洞窟には彼ら以外のモノが……ってな感じのお話です。ドッキリさせ具合は、前の『ザ・フォッグ』よりもありました。冒頭でいきなり驚かされるし。洞窟に入った後もところどころで驚かされました。

前半はパニックもの、途中モンスターものになり、最後はスプラッターでした。モンスターホラーだとは認識していましたが、後半あそこまでスプラッターになるとは予想外でした。血が出るのが苦手な人は避けた方がいいかも。

モンスターの造詣はオリジナリティはあまりないものの、実際にいそうな感じがいい味出しています。肌のぬめった感じとかはなかなか。CGではああはいかないでしょう(CGじゃないですよね……)。洞窟のシーンなので全般的に暗いのでそれほどはっきりは出てきませんが、存在感はなかなかのものでした。人間が演じているのがはっきりわかるので、それが興醒めという人もいるかも知れませんが、私はそれほど気にはなりませんでした。それだけ、映画にどっぷりはまりながら見ていたのかも。

ラストは意外な展開でちょっとびっくりしました。これも好き嫌い分かれるかも知れません。ありな落ちだとは思いますが。IMDBを見てみたらびっくり、続編製作中ですと~!予想以上に儲かったのでしょうか。公開されるのか気になるところです。






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2008.06.29

ザ・フォッグ ( The Fog )

すっかり梅雨空の続く毎日なりました。家にいても少し蒸すような気もしないでも。クーラーをつけて涼しくなるという手もありますが、ここは地球に優しくホラーDVDでも見て涼しくなりますか。

ということで、久方ぶりにDVD鑑賞。見逃していたリメイク版『ザ・フォッグ』を見てみました。オリジナルも未見なんですが、近所のレンタルDVD屋になかったのでとりあえずオリジナルはあきらめ、リメイク版を見てみました。

ザ・フォッグ町ができてから100年を祝おうとしていたその日、濃霧が町を覆う。濃霧とともに現れたのは……という感じで始まるホラー映画。スプラッター度は低め。むしろびっくりさせて観客を怖がらせる系ですね。ただ、ホラー映画を見慣れてしまったのか、驚かせようという演出箇所がわかり安すぎて、びくっとすることは残念ながらありませんでした。ホラーが苦手な人でも見やすいのでは。

冒頭のシーンが伏線となっていて、綺麗につながるのは気持ちがよかったです。説明不足な感じもあまりなかったし。わかり安すぎるといえば、ぐうの音も出ませんが……落ちはちょっとばかり意外でした。流れからありえる落ちではありましたが、こう来たかという感じ。この終わり方はオリジナルと同じなのかちょっとばかり気になります。

出演者は日本人から見ると地味目ですかねぇ。主役はドラマ『ヤング・スーパーマン』で主役を演じている Tom Welling 。その彼女役には Maggie Grace 。個人的にはDJ役の Selma Blair の方が好きだなぁ。ほかのDVDを借りようかと思いましたが、こちらにしたのは彼女が出ているから。決して美人系ではないのですが、気になる女優さんです。

『カサンドラ』もリメイクされたし、ここ数年はホラー映画のリメイク、それも海外のではなくハリウッド作品のリメイクがなんとなく多いような気が(輸入もののリメイクはもう当たり前のようにありますが)。これもコンテンツ不足が理由なんですかねぇ。オリジナルと比較する楽しみがあるので、それはそれとして嬉しいのですが、なんか複雑な気持ちだ……






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