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2004.03.17

イノセンス (Innocence)

『シービスケット』終わってしまいました……く~前売りチケットかっておいたのになぁ。『ゴシカ』は後回しにしてさっさと見にいくんだった~現在手元の前売り券は『マスター・アンド・コマンドー』。こちらはパーにしないようにしないと。今度の日曜日にいけるといいんだけど、果たして……といっているのに今日はレイトショーで『イノセンス』を見てきました。『マスター・アンド・コマンダー』でも良かったんですが、レイトショーだと1,200円で見られ、前売り使うメリットがあんまりないので(われながらみみっちというか……)。くぅぅこれで『マスター・アンド・コマンダー』も『シービスケット』の二の舞になったら本末転倒だ。

イノセンス スタンダード版人型ロボットによる所有者殺し事件が連続して発生。公安9課が捜査に乗り出す。この事件の真相は一体……と、ものすごーく簡単にあらすじまとめるとこうなってしまいます。ぎゅっと凝縮して事件解決だけに話を絞れば1時間あればきっと終わります。が、そうなっていないのは、「なぜ人間は人形(人に似せたモノ)を作るのか」という問いかけが延々と映画の中で投げかけられるからです。

この辺は好き嫌いが分かれるところかもしれません。古今東西の書籍や著名人の発言からの引用が多数出てきて、事件とはあまり関係のない会話が続くシーンなどあり、物語だけを追おうとするとちょっと置いてけぼりを食らいます(劇中、キャラクターの一人が「事件の話をしよう」といったような趣旨の発言を繰り返して軌道修正をかけてはくれますが)。これは前作『Ghost in the Shell』と同じ流れです。前作を見なくても楽しめるかとは思いますが、予習という意味のほかに、このテイストについていけるかどうか見極めておくためにも、前作は見ておいたほうがいいかと個人的には思います。この点、誰にでも進められる作品ではないかなと。

映像は前作と比べようがないほど進化していました。比較は簡単。オープニングのシーン、前作は素子(少佐)の義体が作成されているところを使っていましたが、今回は事件を起こす人形が作成されるところを使っています。前作と同様に作成過程を追っているので、映像の進歩は一目瞭然でした。実写のVFXの進化もすごいものがありますが、アニメの進化もすごいですなぁ。CGとの組み合わせって実写だけに有効な手段ではないんだなぁと痛感しました。

首の後ろに電脳とつながるプラグ類がある設定になっていて、こちらは言わずもがな、マトリックスシリーズに影響しています。『マトリックス』へのオマージュなのかどうか不明ですが、『イノセンス』オープニングのシーン、『マトリックス』の出だしに似ているなぁと感じました。

『イノセンス』、アメリカでの配給が決定しているそうですが、成績はどうなりますか。前作はビルボードチャートのビデオ売り上げランキングで1位になったことが日本のマスコミに取り上げられていましたが(すみません。ミーハーなものでこの情報仕入れてからビデオで前作見たクチです、はい)、今作どれほどの支持を海外で受けられるのか気になるところです。昔と比べて日本のアニメを受け入れる裾野は広がってきたとは思いますが、それでもまだサブカルチャーの域を脱していないのではないのかなぁ。というか、サブカルならではの珍しさが先行しているだけなのかも。いずれにせよ、いいものはアニメ・実写を問わずいろんな人に受け入れてもらえるようになってもらえるといいなぁ。昔ほどではないけど、やっぱり(この年で)アニメを見るのってなんか肩身が狭いというかなんというか……ちなみに劇場は自分も含めてサラリーマン風の人が大半でした。


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