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2004.08.21

シルマリルの物語 / J.R.R. トールキン

うーん、昨日書いた記事、bk1にトラックバック送ったんですが……表示されていない……内容がお粗末だから消されたとか?ココログサイドから見るとトラックバックは一応うまくいっているようなんですが、はて?二重に表示されても恥ずかしいので、再度送るのはやめておきます。そこまでする内容でもないしなぁ。ちょっと気になるので、続けてにはなりますが、本の感想などを。

新版 シルマリルの物語

本・映画の余韻に浸るにはいいかも。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』の第一作を映画館で見て、すっかり指輪の世界にはまってしまいました。当然、2作目の公開まで待てないので原作にチャレンジ。中学生くらいのときから、機会があれば……と思っていたのですが、あのボリュームに圧倒されて、映画公開まで結局読まずじまい。リサーチの結果、『ホビットの冒険』から読んだ方がよさそうだったので、まずそちらをゲット。この年になってまさか自分のために岩波少年文庫を買うことになるとは思いもよらなんだ。その後、『指輪物語』を読破し、感動しまくっていたのですが、飽き足らず、ほかに関連作品がないか調べてみたところ、こちら『シルマリルの物語』が見つかりました。

ミドル・アースがどのように生まれ、『指輪物語』につながってゆくのかが語られています。『指輪物語』の追補編も内容充実していますが、中つ国の歴史を知りたい、という方はこちらがお勧めです。神話の世界から、中つ国というある意味現実的な世界が出来上がっていく様がいきいきと描かれています。神話の世界が、死後の世界などのように現実では把握できないものではなくて、現実の延長線上にあり、たどり着ける世界に近い感覚なのが新鮮でした。これって『古事記』を習ったときの感じになんとなく似てるなぁと思ったのですが、勘違いかも知らん。

実は『シルマリルの物語』、2回読んでいます。映画人気でトールキンの作品や関連作品が数多く出版されるようになったのですが、第一作公開時はまだそれほどなく、当時あった『シルマリルの物語』は上下本の体裁をとったものでした。索引もついていたのですが、下巻にしかついておらず、上巻を読んでいるときでも下巻を索引目当てで持ち歩かねばならず面倒でした。また、地図がついていたのですが、あまり詳細ではなく、本と照らし合わせて読むのもちょとつらいものがありました。2作目が公開される前に、この版の『シルマリルの物語』を一応読み終えてはいたのですが、上のような事情もあり、ちょっと消化不良気味でした。

最近になって新版が出たというので読み直してみたのですが、ほとんどはじめて読む感覚で読み終えてしまいました。ううむ、やっぱりそれだけ頭に入っていなかったということなのか知らん。新版は1冊にまとまっていて、おかげで索引のチェックも楽になりました。地図が前の版同様ついているのですが、これが大きくてなって見やすくてグッド。が、電車の中でこれを広げるのにはちょっと恥ずかしいものがありましたが……分厚くて持ち歩くの大変なので、家で読めということだったのか知らん。

読み直して一番驚いたのは、映画にも出てくるガラドリエル(ケイト・ブランシェットが演じていました)が、かなり昔から(中つ国創生に近いころから)生きているということでした。エルフが長命という設定は知ってはいましたが、これは長い……それに、1作目で登場したバルログ(またはその同属かも)に言及した箇所も出てきます。うーん、バルログも長い歴史を持っていたんですなぁ。あとは敵役のサウロン。こちらもかなり昔から活躍(というか活動)していたんですな。『シルマリルの物語』では、サウロンは昔、モルゴスというボスの手下だったと描かれています。この辺は知らなくても映画や『指輪物語』は十分楽しめますが、知っていると2倍とまで行かないにせよ、1.2倍くらい楽しめるようになるような気がします。キャラクターの裏設定などが好きな人ははまるかも。

ちなみに『シルマリルの物語』で最大の敵は上で触れたモルゴスなのですが、このキャラクター、もともとは、中つ国のある世界(地球みたいなもんですな)を造った神様(のような存在)に仕えるものの一人だったのですが、その力を妬み、ある意味堕ちて、中つ国の世界を支配しようとする存在として描かれています。これってキリスト教の悪魔の説明に近い感じがしました。キリスト教では、神に仕える天使の一人が後の悪魔になった、という言われていますが、これに近いですな(ちなみにキリスト教のこの解釈、実際に聖書に記述があるのかどうかは理解不足でわからんです。ひょっとしてこの説明、クリスチャンでない人の思い込みなのか知らん)。

トールキンの本や関連書籍を読めば読むほど『指輪物語』および中つ国の世界が広がるわけですが、関連本まで手を回しているとほかに読みたい本が読めなくなるので、そこまでしないつもりです。が、トールキン作によるものだけは読破したいなぁと思っています。今読んでいるのも実はトールキン作の『終わらざりし物語』……いやいや、これで終わってくれぃ。というか、これで終わりにしようか……






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