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2005.09.22

本の雑誌10月号

映画ネタやらCDネタやら準備していたのに、書きやすそうなネタを見つけてしまったのでそちらをまずは。『本の雑誌』10月号で「がんばれ、翻訳ミステリー」と銘打った巻頭特集が組まれています。最近はまとまった時間がなかなか取れないので翻訳ミステリってあんまり読んでいないんですが(だって読むのに時間がかかるんだもんなぁ。一気にどうせなら読みたいし)、もうちょっとメジャーになってほしいなぁと日ごろ思っていたのでつい反応してしまいました。

確かにとっつきにくいのは事実ですな、翻訳ミステリー。人の名前が覚えにくい、というのを挙げられている人がいましたがこれは確かにそうかも。私も読書中に頭のほうにある登場人物一覧を参照しながら読み進めることが多いです、はい。この登場人物一覧、便利ではあるんですが、ほんのちょっぴりネタばれ的な要素が……主要人物が当然一覧にでてくる対象。ということでリストにあってなかなか出てこない人がいると、この人はまだ出てこないのか~と変に気になってしまうことが。あと、どういう人物かの軽い説明もあるので、登場したときの意外性がほんのちょっぴり削がれる気が……でもやっぱりないと困ることが多いですな。

あとは、うーん、海外の事情、たとえば裁判制度などがよくわからなくてその辺でつっかかってしまうと読み進めるのが苦痛、というのがあります。内容が面白いとその辺気にならなくなるのですが、初めて読む人にはこの辺の敷居は結構高いかと。

あとは文体かなぁ。私はあんまり気にならない方なんですが、会話が不自然とか感じる人は中にはいるんでしょうなぁ。私の場合はむしろ本よりネットの翻訳記事がものによっては読むのがつらいときがあります。日本語として間違っているところはないのですが、どうも何かかが引っかかることがたまにあります。

黒い薔薇とっつきににくい理由は多々あるかと思いますが、内容がそれを凌ぐ、というかとっつきにくい理由を取っ払ってくれるくらい面白いものがあるのも事実です。ぱっと思いつくのはフィリップ・マーゴリンの『黒い薔薇』ですなぁ。全米でベストセラーになったというのが手に取ったきっかけだったんですが、いや~読み始めたらとまりませんでした。二転三転する展開でぐいぐい引き込まれました。勘のいい人は後半で、この人犯人くさいと気がつくかもしれませんが、それでも十分楽しめるかと。興味があればぜひ。

どれが面白いかわからない、というのも翻訳ものに手を出すのを躊躇させる理由かも。あんまり書評とかで紹介されていないような気がしないでもないし、口コミの絶対量が少ないようにも思うし。私も最初はどれが面白いのかさっぱりわからん状態だったのですが、とりあえずミーハー路線の基本として海外のベストセラーリストを参考にしました。その中から面白いものを見つけていく、といった感じですな。上の『黒い薔薇』もそうやって見つけました。

ベストセラーリストのメジャーどころはやっぱりThe New York Times Book Reviewのベストセラーリストですな。アメリカのベストセラーが一目でわかります。オンラインでも見られますが無料のユーザー登録が必要です。9月25日版ではクライブ・カッスラーなど名前が見られます。あとは、専門書になりますがPublishers Weeklyのベストセラーリストがあります。こちらもアメリカのものです。確か紀伊国屋の洋書売り場に張ってあるベストセラーリストってこれじゃなかったかなぁ(自信なし)。両者の詳しい集計対象まではちょっとわからんのですが、ほぼ一致するランキングだったかと。

気になる本があったら翻訳が出ているかチェック!アマゾンで英語の著者名をそのまま入れて検索すれば、翻訳書が出ているかどうかすぐにわかります。往々にして、現地でベストセラーになっているものは、まだ翻訳されていないことが多いです、残念ながら。なので、なかった場合は同じ著者ですでに翻訳がでているものがないかチェックしてみて、あればそれを読んでみるというのも一つの手かと。根気よく翻訳がでるまで待ってもいいのですが、最悪の場合翻訳がでないことも……

ハリー・ポッターシリーズや『ダ・ヴィンチ・コード』が売れていることを考えると、翻訳ものもまだまだいける余地があるかもなぁ。嗚呼、いつかは超訳ではないハードカバーでクーンツの作品を読みたいなぁ。文春さんか講談社さん、出してくれないか知らん。


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