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2006.01.29

フライトプラン ( Flightplan )

全米のサマーシーズン公開作品の情報がちらほらはいってくるような時期になりました。いろいろ面白そうなものがありますが、やっぱり一番気になるのは"X-Men 3"ですなぁ。前作のラストが、つづく、的な終わり方だったので予想どおりの製作ですが。気になる配役は前作から入れ替えなく、この点はほっとしました。あとは作品のできですなぁ。監督がブライアン・シンガーからブレット・ラトナーに代わったのが吉と出ますか気になるところです。

フライトプランこちらは期待どおりのできでした『フライトプラン』。機内で忽然といなくなった娘を母親が必死に探すが一向に見つからず、仕舞いには娘はなくなりあなたの妄想だとまで言われてしまう……果たして娘は本当にいなくなったのか?それとも最初からいなかったのか?てな感じのお話。話の大枠は予告編見ればばっちりでしょう。

母親役がジョディ・フォスター。旦那が亡くなったばかりで精神的に参っている状態、という設定なので、子供がいなくなって探す状態がもう尋常ではなくて。見ているほうには、必死を超えてもうおかしいんじゃないか、と思わせます。これはまさに監督が期待している演出だと理解できるんですが、娘がなくなっている痛々しさより、その必死度からくる痛々しさは、みていてちょっとつらいものがありました……同情よりもなにかつらいものが……

前半はもう誰が犯人なのかさっぱりわからず。おまけにオープニングがかなり思わせぶりで、娘さんはもう死んでいます、という機長の話ももっともらしく聞こえてしまい、いったい誘拐なのかはじめからいなかったのか、どっちなのか判断停止状態。乗客もクルーもみんな怪しく見えるし、もういったい何が真実なのかてんでわかりませんでした。くそ~監督の術中にはまった~

後半にようやく犯人がわかりますが、もうちょっとひねった種明かしがあったら面白かったも。わかりやすくてよかったですが。

ジョディ・フォスターは搭乗した飛行機の設計を担当したという役のようですが、字幕からはエンジン設計をしたっぽく聞こえました。『エアフレーム』を読んだだけの知識からだと、エンジンと機体の製作・設計は会社が別みたいなんですが、エンジン設計の人でも機体に詳しいものなのか知らん。確かに素人以上の知識があるとは思いますが……どんな機体に積むのか意識しないとエンジン作れなさそうだからありえる設定なのかも。

ということで、機体に詳しいという設定なのでクルー顔負けに娘捜索の指示をだします。実際に自分が探す羽目になってもその知識は活かされます。ラストでもこの知識が活かされるのですが、うーん、もっとこった知識をひけらかして欲しかった~確かにあれは知らないと判断できないとは思いますが。

話の途中で、ジョディ・フォスターのあまりの迷惑さ加減に、目的地に着く前に機長判断で飛行機から下ろされそうになります。そういえば、この前、よっぱらって周りに迷惑をかける客を強制的に降ろした飛行機がありましたっけ。理由は違うにせよ、ジョディ・フォスターはこれと同じ目にあいそうになったわけですな。

長時間のフライトでは映画をみることができますが、これは内容的にNGだろうなぁ……墜落はしないけど。


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2006.01.22

朝びらき丸東の海へ / C.S. ルイス

『ナルニア国物語』の公開が近づいてくるにつれて、試写会の話も聞こえてくるようになって来ました。ベネッセ主催で武道館・大阪フェスティバルホールで行われるそうで。うーむ、ベネッセ主催ですか~確かに児童書がベースになっているのでこれはありかなと。でも、武道館で試写会って、席によってものすごーく見づらそうなんですが……それとも、募集人数が少ないので、全席アリーナ状態で見やすいのか知らん。

朝びらき丸東の海へ ナルニア国ものがたり (3)ようやくシリーズ3作目の『朝びらき丸東の海へ』を読了。今回は、ペペンシー兄弟姉妹のうち、次男と次女のエドマンドとルーシーがナルニアに行くことになります。もう一人、いとこのユースチスも一緒に。行った先は、カスピアン王子が公開中の船。彼の叔父である前の王が、7名の人間を追放目的で航海に行かせたのですが(この辺は前作であまりにさりげなく触れられているので、そんな記述あったけなぁ、と思う人が多かったのでは、と密かに思っていたりします)その行方を追う航海に出ていたところに乗り込んだわけでです。その後、彼ら3人は一緒に航海に行くことになり……ってな感じで話は始まります。

あるクライマックスに向けて話が盛り上がっていく前2作とは違って、航海中にいろんなことがありました的な、どちらかというとエピソードをつないで話が続いていく感がありました。これは映画にするのはちょっと大変かも……ラストも淡々と終わる感じがしたしなぁ。でも、映像化されたらぜひ見てみたいシーンなどもあり、やっぱり映画化されたら見に行くことになりそうです。片足のエピソードがとっても気になります。

ユースチスが当初かなり批判的にナルニアでの経験を受け止めます。彼の両親が、当時としては進歩的な人として描かれており(直接登場はしませんが)、その子供ということでユースチスはかなり現実的な子供として育てられたという設定。現実的、というか、空想力0、といったほうがいいかも。とにかく絵空事ははなから馬鹿にするタイプ。なので、ナルニアにつれてこられても見ること聞くことすべて受け入れがたいことばかり。前半の彼にはいらいらさせられます。そんな彼もある事件をきっかけに変わり始めます。その後はそれほど気に障るキャラクターではなくなっていくので安心して読み進められました。彼の両親は、戻ってきてからの彼の変わりようにきっと驚いたことでしょう……

そんな彼の両親の先進的なところを筆者はかなり批判的に描いているわけですが、今この作品を読むと、ユースチスの両親が実践していたことのいくつかは今当たり前になっているようです。例えば、栄養補強としてサプリメントみたいなのを摂取する、みたいなことが書いてありましたが、これは今では普通だし。ルイスは比較的保守的な人間だったのかなぁと思ってしまいました。

次の作品『銀のいす』でようやくシリーズの折り返しになります。冬休み中にシリーズ読了することはできませんでしたが、映画公開までに全部読めるかなぁ。


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2006.01.21

キング・コング ( King Kong )

キング・コング』の全米での興行収入を見に米国のyahooを見に行ったら、『サイレント・ヒル』の予告編が取り上げられていました。クリックしてみてみましたが、かなりゲームに近い演出になっているみたいですねぇ。これは楽しみ!ゲームが中盤でとまってしまっているので、日本公開前に終わらせないといかんなぁ、とほほ。

映画『キング・コング』オリジナル・サウンドトラック『キング・コング』は北米での興行収益が2億ドルを突破したそうで、とりあえず元は取れそうな感じでしょうか。日本ではあんまりお客さんが入っていないそうですが……かくいう私も当初見るつもりはあんまりなかったのですが(高層ビルのラストシーンなど、なんか一度も見ていないのに見た気分にすでになっていたので)、たけくまメモで感想読んだら見たくなってしまい、先日鑑賞。見る前の期待度が低かったせいもあるのか、予想以上に楽しめました。

未知の島での映画撮影にのぞもうとしたところ、原住民に主演女優を拉致され、さらにキング・コングが彼女を連れ去ってしまう。それを追うクルーたち……てな感じで話は進みます。出演はナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラック。監督はピータ・ジャクソン。

真の主演はキング・コングなのは否めない事実。このキング・コング、CGとは思えないほどリアル。表情が豊かでこれがまた心を鷲摑み。この映画が楽しめるかどうかは、キング・コングにどれだけ感情移入できるかがキーになるような感じがしましたが、わたしゃもうキング・コングにめろめろですわ。監督の術中にすっかりはまっています、ハイ。

エイドリアン・ブロディも今回は男気ある役柄で格好よかった~どちらかというと、線の細い優男タイプだと思っていたのですが、今回はなかなか体張ったシーンが多く、ナオミ・ワッツを守ろうとする気持ちが痛いほど伝わってきました。ジャック・ブラックは映画監督役で今回は出ています。冒頭、スタジオ側と撮影の件でもめるのですが、この辺はピーター・ジャクソンの経験とか一部含まれているのかなぁと見ていてちょっと気になりました。

キング・コングがニューヨークに連れてこられるのは見る前からわかっていたのですが、知らなかったのは映画のほとんどが島のシーンで、ニューヨークでのキング・コングのシーンは時間的に非常に短いということ。島での話とニューヨークにつれてこられてからの話は半分ずつ位だと見る前は思っていたのでこれにはちょっとびっくりでした。

島のシーンがこれまたすごくて。監督がやりたいことをかなり詰め込んだ感じがしました。島のシーンの後半部分にちょっとグロっぽい演出があり、この手の映像が苦手な人は見るのがちょっとつらかったのではないか知らん。今でこそ、『ロード・オブ・ザ・リング』の監督で有名なピーター・ジャクソンですが、あのグロっぽいシーンは、昔はものすごいホラーコメディ/スプラッター映画を監督が撮っていたことを思い起こさせてくれました。『ブレインデッド』とか何も知らずに見たら、絶対同じ監督と思わないだろうなぁ、普通。

『ロード・オブ・ザ・リング』と同じく3時間近くある作品ですが、あっという間でした。それにしてもピーター・ジャクソン、もう2時間で納まる映画は撮れない(または2時間程度に収まるよう編集のできない)体になってしまったのか知らん……


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2006.01.15

輪廻 ( Rinne )

日本人監督作品が米国のボックスオフィスランキングの上位に入ってくるように近年なってきました。リメイクがらみが多いものの、『リング2』の中田監督、『呪怨』のリメイクを手がけた清水監督。今年も同じようなヒットが出るか知らん。スポーツ選手の海外での活躍は普通になってきましたが、映画関係でもグローバルな活躍を期待したいですなぁ。

輪廻"The Grudge"の日本公開を見逃したのが悔しくて。清水監督作品はDVDばっかりだったので映画館で見たかったのに~ということで、今度こそはということで『輪廻』見てきました。お話は、昔起きたホテルでの連続殺人事件をベースにした映画を撮ることになるが、主演に決まった優香演じる杉浦の身の回りでは不可思議な事象が発生するようになる……ってな感じですか。

怖さはまぁまぁ。驚かそうという演出があるだろうと予想して見てしまうので、どうしても素直に驚くことができなくて。驚くことはあまりできなくても、怖さは伝わってきました。導入部分の演出が一番怖かったかなと。あの森の映像が……深夜にあんなの見たらもう体動かんですよ。

主役の優香を軸にしながらも、もう一人の準主役の香里菜の話も同時に進んでいくところが、話の進み方としては好きでした。一人だけで話を進めていくとどうしても単調になるような気がして。途中で当然混じるわけですが、交錯具合は、まぁこんなものかと。

あと、単なるホラーだけでなくて、見ている人を引っ掛けようとしている脚本になっています。部分的に引っかかった一人なわけですが、途中で「ちょっと待てよ……」と気がつき始めたので、ラストはあまりどんでん返し的な印象は受けませんでした。だまされ続けていたら、え~っというラストが待っていたのかも。

精神病院のシーンが出てくるのですが、前に座っていた女の子は精神病院だということがわからなかったようで。映画がおわった後、隣の子に、「あのシーン何?」と聞いていました。ううーん、こういうケースは製作者泣かせというのか知らん。


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Black & Blue / Backstreet Boys

Billboardの年間チャート特集、まだ読んでいます。年間10大ニュースとか過去を振り返る企画はあんまり好きではないんですが、どうも年間チャートだけは別のようで。それにしても年間チャートって、年末から年始にかけて大ヒットした曲があると年間チャート的には具合がよろしくないという欠点があるような気がしますが、実際のところどうなんだろう?

年間チャート上位をつらつら見ているとBackstreet Boysの'Incomplete'が64位に入っていました。これも一昨年のの末あたりから昨年の頭にかけてヒットした曲だったような気が。もうちょっと遅めのリリースであれば、少しはランキングあがっていたのかなぁ。

あちらのメディアでは奇跡とまで言わないまでも、'Incomplete'のヒットはカムバック作として驚きの目で見られていたところもあるようで。確かに、メンバーのソロプロジェクトの売れ行き等を見ると、その後のグループとしての人気が危ぶまれるところがあったような気がします。何かと比較されるイン・シンクですが、あちらのソロは少なくともジャスティンの作品がかなりヒットしていましたから、バックストリート・ボーイズももう落ち目か、と受け取られていたとしても致し方なかったかなと。

BLACK&BLUEそんな見方を吹き飛ばすような'Incomplete'のヒット。おめでとうございますの一言です。先週は来日公演があったばかり。ということで古い作品にはなりますが、2000年の作品"Black & Blue"を引っ張りだして聞いていました。こちらのアルバム、ジャケットにはメンバーを出さずアダルトな雰囲気で当時売り出していたような気が。中身は王道のポップス。バラードあり、テンポよいポップありと、前作"Millennium"の延長線上にあるような感じ。前作が気に入った人はこちらもはずせないかと。

ここからは、'The Call'、'More Than That'、'Shape of My Heart'などがシングルカットされています。'The Call'はPVが格好よかったのが印象に残っていますねぇ。あるメンバーから始まってその人が次から次へと違うメンバーに変わっていくという、ちょっと変わったつくりになっていました。アルバムには、メンバーの共作もあるなど、曲作りにも大分かかわっているなぁという印象ですな。アルバムの締めは、人気が確実なものになったアルバム"Backstree's Back"に収録されていた'All I Have to Give'のアカペラバージョン。いや上手い。

ちょっとBoysというには大人になりすぎた感がありますが、今後もいい歌聞かせて欲しいものです。嗚呼、来日公演行きたかったなぁ。


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2006.01.09

Getting High on Your Own.. / Apollo 440

Billboardの年間チャート特集"The 2005 Year in Music and Tours"が届きました。注文したのが12月24日で発送が28日。届いたのが5日ごろ。はや~去年も同じころ頼んだになぜか数ヶ月かかったもんなぁ。何が違ったんだろ。やっぱ年明ける前に注文するのがコツなのか知らん。

Getting High on Your Own..今週はApollo 440の"Getting High on Your Own.."を聞いていました。Apollo 440は名前だけは知っていたのですが、実際に曲と彼らがきちんと結びついたのはこちらのアルバムに収録されている'Lost in Space"を聞いてから。この曲、映画『ロスト・イン・スペース』のエンディングクレジットのシーンに流れるのですが、これがまた格好よくて。映画はTVドラマを元に制作されたものなのですが、この曲、テレビドラマに使われていたテーマ曲をアレンジしたもの。オリジナルのイメージを維持しつつも、Electronica / Dance / Rock をまぜこぜにした感じの曲に仕上がっています。

アルバムも総じてElectronica / Dance / Rockのごった煮の感じ。ごった煮といっても悪い意味ではなくて、ロックな要素あり、ダンスの要素あり1枚で2度3度おいしい、くらいの意。1曲目の'Are We A Rock Band Or What...?'が象徴的なタイトルです。アルバムを通して聞く前はどちらかというとFatboy SlimとかUnderworldのようなElectronicなイメージが強かったのですが、ロック的な色彩も意外にあるんだなぁと、聞き終えた後に感じました。

2曲目の'Stop the Rock'はギターで始まり、これだけ聞くと、ロック?と思ってしまうほど。でもやっぱりロックというよりDance / Electronica な感じの曲にまとまっているような感じ。ロックをクラブ向けにリミックスするとこんな感じになるのか知らん。U2のリミックスも手がけたことがある彼らなので、この辺の音作りは得意なのかも知れないなぁ。

'Stop the Rock'はCMに使われていたような気がするのですが、違ったかなぁ。あと、いろんな映画にも使われているみたいで、『60セカンズ』『悪いことしましョ!(なんか打つのが恥ずかしいぞ……)』のサントラに収録されているみたいです。うーん、どちらも未見……

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2006.01.08

ハウス・オブ・ザ・デッド ( House of the Dead )

ゲームがベースになった映画が作られるのも普通になってきましたが、今週末アメリカで封切られる"Bloodrayne"もその一つ。こちらはPCゲームなのであまり日本ではなじみがありませんが、国内でもしっかり売られているようです。映画の方は、主演が『ターミネーター3』で女性ターミネーターを演じたKristanna Loken、ほかにベン・キングスレー、マイケル・マドセン、ミッシェル・ロドリゲスとちょっと豪華な布陣。興行成績はどうなりますか……

ハウス・オブ・ザ・デッド"Bloodrayne"の監督はゲームネタの映画制作が続いているようで、この前にも"Alone in the Dark"(こちらはPS版があるようです。やってみたいなぁ)と『ハウス・オブ・ザ・デッド』を監督しています。"Alone..."は日本未公開だと思うのですが(DVDも出ていないっぽい……)、『ハウス・オブ・ザ・デッド』の方は日本で公開され、この前DVDがレンタル開始になりました。ということで借りてみました。

ゲームはセガが作ったガンシューティングもので、アーケードで当初展開、その後亡きドリームキャスト向けソフトとして販売されました。中古で安く手にしたドリキャスが家にあったので、ソフトを中古で入手、ついでに安かったガンコンも買い、一時期はまりました。年のせいか、途中で腕が痛くなり、ラストまでいけていないのが残念。またやり直そうか知らん……

映画がアメリカで公開された時は、一応チェックしていたのですが、確か興行成績はそれほど芳しくなかったような記憶があり、ちょっと内容を心配しながら借りました。ジャケットがすでにB級テイストぷんぷんだったのでそれも不安に拍車をかける要因になりました……

ストーリーは……ある島でパーティーが開かれるがそこはゾンビの蔓延る島だった。ゾンビに襲われ中、辛うじて生き残った人々は何とか島を脱出しようとする……てな感じです。オープニングからB級感が。その後もその雰囲気を損なうことなく話が進みます。ゲームとの関連性をにおわすラストが印象に残りますが、ゲームをやっていない人にはさっぱり、という終わり方でもあります(オープニングをしっかり見ていると多少わかりますが)。

元のゲームがシューティングで世界観に乏しいこともあり、そこをいかに膨らませるかが映画の醍醐味になってくるかと思っていたのですが、うーん、膨らませる方向が話ではなくてゾンビシューティングの方に行っていました。確かにゲーム本来の面白さを膨らませるとそうなるんだけど……中盤でゾンビを撃って撃って撃ちまくるシーンがあるのですが、ここはまさにゲームを髣髴させるシーン。もうおなかいっぱいというくらい撃ちまくってくれます。それもマトリックスばりのブレット・タイムシーンを交えながら。

ゾンビを撃つことがゲームと映画の主たる関連性ですが、映画ではシーンとシーンの繋ぎやオープニングにゲームの画面をそのまま使うなどしており、ゲームを知らない人でも、これはゲームにinspireされた作品なんだということを教えてくれます。ゲームをやった人なら、いやぁ懐かしいなぁというシーンがてんこ盛りです。

ストーリーも見せ方もB級ですが、割り切ってみればまぁこんなものかと。ゲームファンは、もうちょっとましなもんにしろ、とちょっと憤ってしまうかも知れませんが。間違っても『バイオハザード』と比べてはいかんです。同じつもりで借りるとえらいことになりますです。

この監督、この後に"Alone in the Dark"を監督、これがゲームファンから顰蹙を買う出来だったようで。で、今回もまたゲームベースの映画。ゲームファンは戦々恐々として"Bloodrayne"の公開を待っているのかも知れません。アメリカのyahooでは、ユーザ評価が「F」というかなり低い評価がいくつか見受けられます。これも日本公開見送りか知らん……

ちなみにこのゾンビ、走ります。あれ、でも人を襲うときはあんまり走っていなかったような気が……


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2006.01.03

カスピアン王子のつのぶえ / C.S. ルイス

相変わらずアメリカでは映画『ナルニア国物語』が絶好調のようで。今週末の興行成績では『キング・コング』を抑えて1位に返り咲いています。日本でもこうなりますかねぇ。『キング・コング』はアメリカの成績に比べて日本では今ひとつぱっとしないようですが、『ナルニア国物語』はどうなりますか。

とりあえずナルニア国シリーズの1冊目『ライオンと魔女』を読み終わったので、2冊目の『カスピアン王子のつのぶえ』を。こちらも楽しく読めました。やっぱこの年で子供向けを読んでいるということもあり、あっという間に読めてしまいます。「……でした」みたいな敬体表記もすごく新鮮。

カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり (2)ペペンシー兄弟姉妹はまたナルニア国へと呼び戻されます。彼らがいたときよりすでに1000年ほどたったナルニア国。そこで王位継承の争いで命を狙われたカスピアン王子を助けるために一肌脱ぐことになります。あらすじはこんな感じ。

子供向けのファンタジーの姿をとってはいるものの、底になにかメッセージのようなものを感じるのは前作と同じ。アスランの姿が最初、最年少のルーシィしか見えず、その後徐々にほかの3人にも姿が見えてくるようになるところなどは、著者が字面以上のことを伝えようとしているように感じるのですが、うーん、なんだろ。あと、口の利けないナルニア国に属さない熊に襲われたときにルーシィが

もし、いつか、わたしたちのあの世界でよ、人間の心の中がすさんでいって、あのクマのようになっても、うわべが人間のままでいたら、そしたら、ほんとの人間か、けものの人間か、区別がつかないでしょ?

というのもかなり示唆にとんだメッセージのような気がします。ルーシィはいったいいくつなのか気になりもしますが……中学生にはいっていない年だと思うんですが、ずいぶんおませというか大人な発言ですな。

カスピアン王子の一族がいったいどういう人だったのかという説明が最後にありますが、なるほど、前作とのつじつまが合うようになっているのには驚きました。全然気にせず読み進んでいましたが、作者はそこまで考えていたのか~という感じです。

ナルニアの世界が徐々に広がってきていますが、活躍するキャラクターも増えてきています。誰に魅力を感じるかは人それぞれだとは思いますが、個人的には、つい前足をしゃぶってしまうクマとか、気が優しくて力持ち(なんだけどちょっと足りない)巨人(どちらも本の表紙出ています)が印象に残りました。どっちも名前がちゃんとでてこないサブキャラですが。

さて、次は『朝びらき丸 東の海へ』だっ!


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2006.01.02

悪霊喰 ( The Order )

携帯かえてからEdy使っていますが、使えるところがあれば便利ですねこれ。小銭じゃらじゃらしないし、ポイントカードと一体化した使い方もできるので財布が分厚くならないし。JR東日本地域ではSuicaと真っ向からぶつかっていますが今年はどうなりますか。Edyやっているビットワレット、Edy事業だけだと黒字ではないと聞いたことがあるんですが、大丈夫かしらん。

悪霊喰EdyでDVDがレンタルできるところもあるらしいですが、私が使っているところは駄目。なので普通に現金払って借りてきたのが『悪霊喰』。これ、全米で公開が危ぶまれたことがあると聞きましたが、内容のせいなのかはたまたこれじゃぁ儲からんからお蔵入りにしちゃえ、ということだったのか……とりあえずその辺を気にしながら見てみました。

内容は、ニューヨークで司祭をやっているアレックスのもとに恩師がなくなったと知らせが。ローマに飛び恩師の死を調べていると罪喰いと呼ばれるものが関係していることがわかってくるが……というもの。邦題は『悪霊喰』ですが、正確には喰うのは悪霊ではなくて人の罪ですね。そのものずばり"The Sin Eater"で公開されたところもあったようです。この単語は劇中にしばしば出てきます。

内容は完全にフィクションで、中世のころにいたといわれる罪喰いの話を膨らませて映画にしたそうです。アメリカでは、なんかカトリック教会団体が公開にあたって反対したみたいなことを耳にしましたが、うーん、罪喰いを扱っていることではなくて、おそらく映画の中でのカトリックの描かれた方なんだろうな、気にしたのは。あれだと確かに信者の人はいい感じしないかもなぁ。エンターテイメントとして割り切ればいいと思うんですが……

多分それだけが問題だったら、公開が見送られるかも、ということにはならなかったんでは。むしろ、配給会社サイドがお蔵入りにしたかったんでは、と見た後に思いました。うーん、ストーリーが……思わせぶりなシーンとか台詞とかキャストとかいるんですが、ものの見事に全体に絡まない。ジャンルとしてはホラー映画にあたるみたいですが、あんまり怖くなかったし……興行成績もあまりぱっとしなかったような気が。上位10位には入っていましたが……『悪霊喰』、公開時には見に行こうと思っていたくらい見たかった作品なのですが(劇場では見損ねました……)、やっぱり期待しすぎた私が悪いのか知らん……

監督と脚本を担当したブライアン・ヘルゲランドは、『ミスティック・リバー』の脚本でオスカーにノミネート。また『L.A. コンフィデンシャル』では脚色賞を受賞しています。どちらも原作があるんですよねぇ。脚色は折り紙つきなのかもしれませんが、オリジナルはもうちょっとがんばらないといかんのかも。今後に期待です。

と、マイナスなことばかり書いてしまいましたが、罪を喰らうシーンはなかなか迫力があり一見の価値ありです。ちょっと『アビス』っぽいと思ったのは私だけでしょうか……主演は最新作"Brokeback Mountain"がアメリカで公開中のヒース・レジャー。ヘルゲランド監督とは『ロック・ユー!』でも組んでいるんですなぁ。


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2006.01.01

ANThology / Alien Ant Farm

ビルボード誌による年間チャートがまとまったようで。今年はマライア・キャリーの'We Belong Together'が年間シングルチャートで1位になっていました。確かに2005年はマライア復活の年だったなぁ。前作『チャームブレスレット』が駄目だったときはもう復活はなしかと思っていたんですがお見事。個人的にはデビュー当時の作品群が好きだ~

ANThology昨年をニュースで振り返るところではマイケル・ジャクソンの裁判ネタが。そういえばあったけなぁ。なんかすごい昔のような気もしますが。そんなマイケル・ジャクソンの『スムーズ・クリミナル』をカバーしてヒットを飛ばしたのがAlien Ant Farm。あの曲がこんなロック調になるとは。確かにオリジナルのマイケル・ジャクソンの曲を聴きなおすと、ロックっぽいところもあるなぁと思いますが。

Alien Ant Farmがカバーした『スムーズ・クリミナル』は最高位23位と中ヒット程度。オリジナルにはまったくかなわなかったわけですが(オリジナルは7位)、カバーもオリジナルも同じくらいすきだなぁ。マイケル・ジャクソンの曲はカラオケでは歌いにくそうと避けてきたのですが、Alien Ant Farm版の『スムーズ・クリミナル』ならやってみたいぞ。

この曲のPVがまた結構お茶目で。マイケル・ジャクソンのPVをちょっとパロっているところがあってクスっと笑えます。チンパンジーが出てきたり、車の上で叫んだり、体が不思議に斜めに傾くところがあったりとなかなかジョークがきいていて。ベースの人がかなりお茶目です。

このシングルが収録されたデビューアルバム"ANThology"は、全体としては、シングルと同じようなロック色バリバリの曲満載です。ギターの音が全面にでてくるような感じが強いかなと。ギターバンドというイメージですかねぇ。ラップも混じらないマジロック。個人的にははずれの曲はなかったかなと。

ロッカーが長髪でなくてもいい今のほうが実はビジュアル的には好きなんですが、それにしてもボーカルの人、最近の写真を見ると頭ヤバいっす……80年代のHR/HM時代だったらありえないよ……


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