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2006.03.26

エミリー・ローズ ( The Exorcism of Emily Rose )

ロングテールとかAJAXとかWeb2.0とかいろんなネットに関する単語が耳に入ってくる今日この頃。マッシュアップちゅうのもあると知りましたが、これ、もともとは音楽関係の言葉だったらしいですね。サンプリングに似ているようですが、理解が十分でない中で言えば、2曲をあわせて1曲を作ってしまう(でもどちらがオリジナルかはわかる程度?)ような感じか知らん。Danii Minogueの"Neon Nights"に収録されてるBegin To Spin Me Round (Dannii Minogue VS Dead Or Alive)がめちゃ好きだったのですが、これもマッシュアップの一例らしいと知ったのはすごく最近になってからでした……

The Exorcism of Emily Rose [Original Motion Picture Soundtrack] [Special Limited Edition]先日『エミリー・ローズ』を見てきたのですが、見終わって思ったのは、これって映画版マッシュアップなのかなぁということ。単に裁判ものとホラーものをあわせているだけといわれればそれだけなんですが。裁判ものとしてもホラーものとしてもすごくよくできていたので、ジャンルミックスって呼ぶだけじゃなんかもったいない気がして……どちらもオリジナルの作品を足しあわせているわけではないので、そういう意味では全然マッシュアップ作品ではないんですが。となると、『最新絶叫計画』みたいなパロディものが一番マッシュアップ的な感じな作品なのか知らん……うーん、強引過ぎかも……

ということで『エミリー・ローズ』。いや面白かったですよ。どちらかというと裁判がメインかと思って見にいったのですが、ホラー的な要素も3分の1位あり、ホラー映画としても楽しめました。裁判映画としてもかなり面白く、ホラー・裁判ものの両方が楽しめる良質のサスペンス映画に仕上がっていました。

エミリー・ローズがエクソシズム(悪魔祓い)に失敗して亡くなるが、そこに神父の過失はなかったのか、裁判で争われることになる。悪魔が本当に取り付いていたのか、それとも単に神父が現代医療を適切に受けさせなかったせいなのか……陪審員の判断は?てな感じのお話です。

エミリー・ローズが亡くなったところから映画が始まるので、エミリーが憑かれた状況は裁判の過程で明らかにされていきます。エミリーはこうだったと関係者が語るのですが、エミリーの視点から描写と第三者の視点を混ぜてみたりして、本当に憑かれていたのかという疑問を見る人にも投げかける演出も見られました。ただ、裁判後半で語られる内容は、神父の主観のみとなるので、あまりそういった疑問が投げかけられている印象はありませんでしたが。

裁判のシーンは検察側と弁護側の対決が見もの。裁判ものとしてみると、法廷でのシーンが少ないなぁと感じますが、お互いの最終陳述(?)の場面はなかなか。陪審員はどっちに判断するのか最後までわからず、ずーっと緊張感が続く感じ。陪審員の判決がわかるところがクライマックスなんだと思いますが、そこに至る前からずっとハラハラドキドキしている感じなので、結果がわかったところである意味ほっとする様な感じでした。ああ、これでもうすぐ映画も終わるんだ、みたいな。

そんな緊張がどこから始まったのかなぁと思い出してみると、やっぱりホラー的な演出が出始めたところかなと。最初にエミリーが悪魔に襲われたという証言が出てきたあたりから、もうずっと手に汗握るような状態で。大学で初めて襲われたところとか、教会に駆け込むもののやはり取り付かれてしまうところなど、ホラー色満載。その後、自宅に戻ってからの悪魔との対決シーンとかもかなり手に汗握る展開でした。

The Exorcism of Anneliese Michelこれが実話を元にしているというから驚きです。どこまでがほんとでどこまでが映画的な演出かわからないですが。あれはほんとじゃないよねぇというシーンとかも結構あったので……ベースとなった本を探してみると、これ、もともとはドイツの女子大生の実話が元だそうで。となると、舞台がアメリカになっていることから、どれくらい演出がはいっているか予想もつかないなぁ。"The Exorcism of Anneliese Michel"が元ネタの本らしいのでこれ読むと映画とどれくらい違うかわかるかも。翻訳はなさそうです……






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