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2006.03.26

America Town / Five for Fighting

先週はFive for Fightingの"America Town"を聞いていました。一時期ラジオ等から'Superman (It's not easy)'がよくかかっていてずーっと気になっていて。こちらの曲、ピアノがいい感じで使われています。エヴァネッセンスとはまた違った印象ですが。ほかにもピアノがフィーチャーされて曲が収録されています。

America Townアーティスト名だけ聞くと、バンドかなと思うのですが、そうではなくてソロ。John Ondrasikっという方がやっています。バンド名はホッケーから取ったようです。ホッケーって6人でやるんですが、乱闘とかになると一人ペナルティ・ボックスと呼ばれるところに閉じ込められてしまい、その間(5分?)は5人で戦うことになる。ちゅうことでFive for Fightingになっているそうです。ホッケー好きなのか知らん。

'Superman (It's not easy)'のヒットは、その歌詞がテロ直後のアメリカの心象にぴったりあったというところが大きかったようで(曲自体もよかったと思うし)。テロ絡みでのヒットといえばエンリケ・イグレシアスの'Hero'が思いつきますが、あちらはテロの際の救出活動に活躍した消防士への賛歌的な要素が大きかったように思います。 'Superman' の方はヒーローの弱さを歌ったもので、それがテロでショックを受けている人々の琴線に触れたのかも。歌詞をストレートに訳すと、ヒーローでいるのは簡単なことじゃない、なきたい時だってあるし、ってな感じになります(自信なし……)。悲しさを抑えて強がる必要なんか誰にもないんだ、そんなことはヒーローにだって難しいし、人間ならなおさらだ、みたいな感じに解釈されたのか知らん。歌詞は公式サイトで見られます~

そういったことなど全然知らなくても、普通に音楽として楽しめるアルバムになっとります。音はシンプルで落ち着いたロック。昔でいえばAOR的な感じですな。ギターやピアノがいい感じで耳に残る曲が多かったなぁ。






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エミリー・ローズ ( The Exorcism of Emily Rose )

ロングテールとかAJAXとかWeb2.0とかいろんなネットに関する単語が耳に入ってくる今日この頃。マッシュアップちゅうのもあると知りましたが、これ、もともとは音楽関係の言葉だったらしいですね。サンプリングに似ているようですが、理解が十分でない中で言えば、2曲をあわせて1曲を作ってしまう(でもどちらがオリジナルかはわかる程度?)ような感じか知らん。Danii Minogueの"Neon Nights"に収録されてるBegin To Spin Me Round (Dannii Minogue VS Dead Or Alive)がめちゃ好きだったのですが、これもマッシュアップの一例らしいと知ったのはすごく最近になってからでした……

The Exorcism of Emily Rose [Original Motion Picture Soundtrack] [Special Limited Edition]先日『エミリー・ローズ』を見てきたのですが、見終わって思ったのは、これって映画版マッシュアップなのかなぁということ。単に裁判ものとホラーものをあわせているだけといわれればそれだけなんですが。裁判ものとしてもホラーものとしてもすごくよくできていたので、ジャンルミックスって呼ぶだけじゃなんかもったいない気がして……どちらもオリジナルの作品を足しあわせているわけではないので、そういう意味では全然マッシュアップ作品ではないんですが。となると、『最新絶叫計画』みたいなパロディものが一番マッシュアップ的な感じな作品なのか知らん……うーん、強引過ぎかも……

ということで『エミリー・ローズ』。いや面白かったですよ。どちらかというと裁判がメインかと思って見にいったのですが、ホラー的な要素も3分の1位あり、ホラー映画としても楽しめました。裁判映画としてもかなり面白く、ホラー・裁判ものの両方が楽しめる良質のサスペンス映画に仕上がっていました。

エミリー・ローズがエクソシズム(悪魔祓い)に失敗して亡くなるが、そこに神父の過失はなかったのか、裁判で争われることになる。悪魔が本当に取り付いていたのか、それとも単に神父が現代医療を適切に受けさせなかったせいなのか……陪審員の判断は?てな感じのお話です。

エミリー・ローズが亡くなったところから映画が始まるので、エミリーが憑かれた状況は裁判の過程で明らかにされていきます。エミリーはこうだったと関係者が語るのですが、エミリーの視点から描写と第三者の視点を混ぜてみたりして、本当に憑かれていたのかという疑問を見る人にも投げかける演出も見られました。ただ、裁判後半で語られる内容は、神父の主観のみとなるので、あまりそういった疑問が投げかけられている印象はありませんでしたが。

裁判のシーンは検察側と弁護側の対決が見もの。裁判ものとしてみると、法廷でのシーンが少ないなぁと感じますが、お互いの最終陳述(?)の場面はなかなか。陪審員はどっちに判断するのか最後までわからず、ずーっと緊張感が続く感じ。陪審員の判決がわかるところがクライマックスなんだと思いますが、そこに至る前からずっとハラハラドキドキしている感じなので、結果がわかったところである意味ほっとする様な感じでした。ああ、これでもうすぐ映画も終わるんだ、みたいな。

そんな緊張がどこから始まったのかなぁと思い出してみると、やっぱりホラー的な演出が出始めたところかなと。最初にエミリーが悪魔に襲われたという証言が出てきたあたりから、もうずっと手に汗握るような状態で。大学で初めて襲われたところとか、教会に駆け込むもののやはり取り付かれてしまうところなど、ホラー色満載。その後、自宅に戻ってからの悪魔との対決シーンとかもかなり手に汗握る展開でした。

The Exorcism of Anneliese Michelこれが実話を元にしているというから驚きです。どこまでがほんとでどこまでが映画的な演出かわからないですが。あれはほんとじゃないよねぇというシーンとかも結構あったので……ベースとなった本を探してみると、これ、もともとはドイツの女子大生の実話が元だそうで。となると、舞台がアメリカになっていることから、どれくらい演出がはいっているか予想もつかないなぁ。"The Exorcism of Anneliese Michel"が元ネタの本らしいのでこれ読むと映画とどれくらい違うかわかるかも。翻訳はなさそうです……






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2006.03.21

イーオン・フラックス ( Aeon Flux )

今週の全米興業成績。1位はようやく公開された『Vフォー・ヴェンデッタ』。日本でも予告編が流れ始めたようですが、まだ未見。どんな予告編なのかなぁ。ウォシャウスキー兄弟が監督しているかと思ったらそうではなくて、マトリックス組みが再結集してできた映画ということで、監督は別の人なんすね。とりあえず映画館で見てみようかと。

Aeon Flux [Original Motion Picture Soundtrack]日本の方は相変わらず『ナルニア国物語』が1位で。先日見てきた『イーオン・フラックス』は7位ですか~アメリカでの評判があまりよろしくなかったと聞いていたので、それほど期待しないで見てきたのですが、まあこんなものかと。アクションとか特撮とかを結構期待していたのですが、それほどでもなかったかなぁ。シャーリーズ・セロンはしかしきれいだった~

お話は、ブレーニャ国のトップ、トレバーをイーオンが暗殺しようとするのだが、その過程で意外なことが明らかになっていく……てな感じ。もともとアニメーションのお話があってそれをベースに作られています。ベースにはしているもの結構内容は違うかも。アニメは結構わかりにくいところが多かったのですが、映画はそれと比べるとものすごーくわかりやすくてそこは素直に喜べました。

アニメの設定を借りているころと、変えているところがいろいろありました。例えば変えているところは、イーオン属する反政府組織がアニメでは独立した国として登場し、ブレーニャ国対モニカ国の対立となっていますが、映画ではブレーニャ国内での反政府組織の戦いとなっています。

一方アニメの設定・シーンを借りているところ。その最もたるものがオープニングシーン。イーオンが睫でハエを捕らえるシーンなのですが、これはアニメのシーンをそのまま取り入れたもの。アニメ見たことのある人じゃないとあのシーンの意味、全然わからないと思います……ある意味、アニメへのオマージュっぽいものだと思うんですが、なくてもよかったんじゃないかなぁ。本編に全然関係ないし。イーオンがすごい身体能力を持っているということがわかるシーンという位置づけなのかも……ってわかるのかあれで?

と、オリジナルのアニメシリーズに関連する部分もありますが、基本的にアニメシリーズをまったく知らなくても見られる作品になっています。時間も90分ちょいと最近の映画にしては非常に短く仕上がっています。ということであっという間に終わります。

近未来という設定の映画ですが(だよね……)、見ていて訳もなく『リベリオン』を思い出してしまいました。なんか街中の風景とかが似ていたような気が……ただ、『リベリオン』と比べると若干明るい感じがしました。どっちも管理型の未来社会という設定ですが、『イーオン・フラックス』と比べると『リベリオン』の方ががちがちに管理された社会の感じだしなぁ。

主演のシャーリーズ・セロンのほかに、トレバー役にMarton Csokas。どっかで見た気がしましたが、調べてみるとこの人『XXX』に敵役に出ていた人なんですなぁ。そうだそうだ~同じ顔だ~今回は憂いを帯びた役柄が渋かった~『ユージュアル・サスペクト』でコバヤシ役を演じたPete Postlethwaiteも出ています。あまりの老けメイクで最初は似ているけど違う人か思ってしまいました。

【追記】
映画生活にトラックバック打ったら表題が化けた~imdbによれば、オリジナルタイトルは「A」と「E」が重なったような文字(Æon)を使うようですが、この文字が化けた~ということでタイトルは素直に「Aeon」に変更。






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2006.03.19

Fallen / Evanescence

3月頭に『エレクトラ』のDVDが発売になりました。映画館で見たかったんですが見逃した~のでDVDレンタルでみようかと。2枚組みのコレクターズエディションとか出ていれば購入も検討したのですが、どうも通常版しかないようで。じゃぁDVDレンタルでいいやと。新作扱いが終わったあたりに借りてみようっと。

『エレクトラ』は『デアデビル』のスピンオフ企画なわけですが、『デアデビル』の中で一生懸命戦う準備をしているエレクトラのシーンでかかっていたのがEvanescenceの'Bring Me to Life"でした。映画が日本で公開される前に、アメリカで映画のヒットのおかげかこの曲がヒット。なので、日本で『デアデビル』が公開されるときには結構耳タコ状態で。んで、どのシーンでこの曲かかるのかなぁとずーっと気にしながら映画を見ていました。なので未だにこのシーンはよく覚えています。

Fallen今週はこの'Bring Me to Life'が収録されているアルバム"Fallen"を聞いていました。'Bring Me to Life'はピアノの旋律で始まるのが印象的だったのですが、アルバムにはほかにもピアノを使った曲がたくさん収録されています。'Bring Me to Life'のほかに、'Everybody's Fool'でも曲の出だしでピアノが使われています。曲全体としてはロックな盛り上がり方をする感じ。一方、'My Immortal'や'Hello'はしっとりと聞かせる感じで、ピアノも出だしだけでなくメインで使われています。アルバム通してピアノが上手ーく使われている感じがしました。

当初'Bring Me to Life'だけを聞いた時は、ラップが混じるのでリンキン・パークみたいなバンドなのかなぁと思っていたのですが、ラップを担当していた人はゲストボーカルだったみたいで、ほかの曲はストレートなロックになっていました。'Bring Me to Life'のラップと歌ものの混じり具合は結構すきだったんですがねぇ。ラップ交じりの曲はほかにはありませんでしたが、それでもアルバムはかなりgoodな感じでした。女性ボーカルのロックっていいなぁ、やっぱ。全然違いますがなんとなーくロクセットを思い出してしまいました。

Evanescenceはクリスチャンバンドみたいなくくられ方をしていたことがあったようですが、聞いているだけだとあんまりそんな感じはしなかったかなと。あと、ジャケットもあんまりそれっぽくないし(ちょっと怖いですよ……)。歌詞をきちんと解読してみるとわかるのかなぁ。






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2006.03.05

The Cross of Changes / Enigma

先週は表題の"The Cross of Changes"を聞いていました。Enigmaの2作目。1作目は、グレゴリア聖歌(だったかな?)を巧みに使用した曲で世界をあっといわせ、大ヒットしました。1作目のアルバムに収録されていた'Saddness'は日本でもヒットして、J-WAVEではこの曲をパロったジングルめいた曲を作っていましたっけ。

The Cross of Changes2作目のこのアルバムからは'Return to Innocence'がヒットしました。'Saddness'はかなり独特な音作りでインパクトがあったのですが、この曲はそれと比べると普通の歌ものに近い感じです。聞きやすくて好きですが、オリジナリティという点では若干劣るかなと。アルバムも1作目と比べると、聖歌っぽさが落ちているような気がしないでもないです。

'Return to Innocence'は曲よりもPVが話題になったようなおぼろげな記憶があります。何度か見たことがあるのですが、逆回しにした映像が淡々と流れるPVでした。果物が木から落ちるところが逆回しになっているなど、いろんなシーンが逆回しで流れていきます。凝った映像ではなくて、他にも同じようなことをやっているPVがありそうな気がするんですが、なぜかちょっとした話題になっていたような記憶が。勘違いかなぁ。

あ、そういえば、'Sadness'のPV見たことないけど、どんなんだったんだろう?アメリカのiTunesではPV販売しているみたいですが、うーん、PVを買うっていうのはなんかなじめないなぁ……


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ナルニア国物語 ( The Chronicles of Narnia )

タイトル長いので途中まで(うぉ~これだとシリーズのどれだかわからん……)。正確には『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』。英語だと"The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe”となります。英語どおりに訳すと『ライオンと魔女と衣装箪笥』になるんですが、間が抜けていると思ったんでしょうか、本からも映画からも「たんす」が抜けました。

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女 スペシャル・エディション オリジナル・サウンドトラック(初回生産限定盤)(DVD付)ということで公開初日に行ってきました。原作を読んだ後だったので、ストーリーを意識して追う必要がなく、その分若干余裕あり。ということで、原作と違うところ探したりとか、映像に意識を集中させたりすることができました。原作との違いは細かいところを上げるときりがありませんが、大筋では一致しています。原作のファンからすると、ちょっとなぁ、というところがあるかも知れませんが……

映像は本を読んだときに想像していたとおりですな。石舞台とか女王の城などは原作どおりだったのでは?女王は原作よりもかなり怖いイメージで演出されていたように思いました。原作は翻訳の仕方のせいもあるかもしれませんが、ちょっと間の抜けたところもあるように感じましたが、映画では絶対的な悪として描かれているような感じ。同情の余地はほとんどないですな。女王役のティルダ・スゥイントンははまり役ですな、ほんと。途中で黒目がすごく大きく見えるシーンがあったんですが、あれは怖かった~ほんとの目じゃないとはわかっていたけど。

ファンタジーの古典ということでどうしても『ロード・オブ・ザ・リング』と比較してしまいますが、やっぱり『ナルニア国物語』の方が子供向けかなと。内容は大人でも楽しめるものにはなっていますが。考えさせられるところもあるし。やっぱり子供が主役というところが大きな理由かなぁ。

映画だけに限って比較すると、やっぱり映像の迫力という点で差が。戦闘シーンに典型的に現れているかと思いますが、『ロード……』と比較するとやっぱり迫力という点では劣るかと。ただ、『ナルニア国物語』が『ロード……』と比較して子供向けだということを考慮すると、子供向けの映画としてはかなり迫力があります。キマイラが飛び立つシーンとか、炎の鳥のシーンなどはほんと息を呑むくらいすごかった~

戦闘シーンは原作ではかなりあっさり書かれているのですが、映画では見せ場の一つとしてかなり魅せるシーンになっています。上に書いた点もそうですし、女王との対決シーンなどはかなり手に汗を握ってしまうし。上手く原作を膨らませたたなぁと感心してしまいました。

ここがああだったらなぁ、と映画を見ていてついつい思ってしまったのは、スーザンにもうちょっと活躍して欲しかったということと、ケンタウロスのオレイアスとピーターとの間柄の描写。原作でも描かれていない点なので、無理を言っているのはわかっているんですが、うーん、ここも膨らませて欲しかった~しかしケンタウロスは格好よかった~女性もいたなぁ。

最後にアスランを。もともとライオンという設定なので、アスランが出てきても想像どおりとしか受け取れないわけですが、映画のアスランはどこまでCGだったのか、という1点が非常に気になりました。ものすごいリアルなんだもんなぁ。たぶんどこかに着ぐるみとか混じっているとは思うんですが、動き(若干重みのない動きではありますが)も鬣もほんと動物園にいる本物とどこが違うんだ~といいたくなるくらい本物そっくり。吼えるところはもう生身と間違えてしまうくらいです。最近のCGってほんとすごい……

ということで、春休みに親子でみるにはぴったりな作品ではないでしょうか。大人が見ても十分楽しめます。ただ、ファンタジーということで『ロード……』と同じ期待をするとちょっとはずしてしまうかも。子供が主役のファンタジー映画と思って見に行くのがいいかと。


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