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2007.07.15

Genius Party

3連休だというのに台風直撃の日本列島。7月に台風なんて珍しいと思っていたらやっぱりそのようで、7月に上陸した台風としてはかなりの規模のものだった模様。外出の予定はみんな控えるかなぁと、ものすごく久方ぶりに映画へ行ってきました。すいていると思ったんで。劇場についたら予想以上に込んでいてげんなりしましたが、別の映画のほうでした……

Genius Partyということで、1年以上ぶりに劇場で映画見てきました。アニメで面白そうな映画やっていないかなぁと物色中にたまたま見つけて。オムニバスでなんか柳楽優弥と菊地凛子が声優やっているくらいの予備知識だけで見てきました。劇場はすいていました。込んでいるのは苦手なのでいいのですが、もう少し入ってほしいなぁ……

オムニバスで全7話。第1話でオープニングを飾るのは福島敦子監督の"Genius Party"。ゲーム『ポポロクロイス物語』のキャラクターデザインを描けていたようです。言われてみればなんとなーくそんな感じを思い起こさせる絵でした。台詞は一切ありませんが、見る人がそれなりに解釈できる余裕があるので、あれこれ想像しながらみるのも楽しいかも知れません。

第2話は「上海大竜」。タイトルがすべてを物語っているのですが、タイトルが出るのはお話が終わってから。タイトルである程度話が予想できてしまうので、それを避けるためなのか知らん。のっけから中国語(上海語?)でびっくりしました。字幕もでないので、最初は、まったくの空想の言語でのやりとりかと思いました。最初は子供たちのシーンでほんわかした話になるのかと思いきや、いきなりSF的な展開に。メカあり銃撃戦ありでもう釘付け。7話の中で一番好きですわ。大人二人のキャラもいいし。設定にいろいろ突っ込みたいところはありますが、そんなところはおいといて楽しむのが一番ですな。かなり凝ったメカがでてきますが、監督は『マクロス』でメカデザインやっていた方なんですね~バルキリーのおもちゃほしかったっけなぁ。ガウォークとかかっこよかったよなぁ。

3話目は「デスティック・フォー」。タイトルは映画『ファンタスティック・フォー』をパロったものですな。話の中にもそれらしいシーンが出てきます。絵柄は『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のような感じ。キャラクターが気持ち悪いでもかわいいというところも、『ナイトメア……』に近いですな。最後のシーンがオチになっていると思うのですが、よくわからなかったのが残念……あれはオチのシーンではないのか知らん。いきもの係(だったかな)が仲間を呼ぶシーンが最高に笑えました。

4話目は「ドアチャイム」。もう一人の自分がいて……という少々シュールな展開のお話。キャラクターの絵がなんとなく、大友克洋と吉田秋生を足して2で割ったような感じなのが印象的でした。もう一人の自分がいることに気がついている主人公の焦りが今ひとつ伝わってこなかったなぁ。最近の高校生は何事もクールに見つめるからああいう演出になっているとかいうことなのかしらん。舞台は西武新宿線沿線っぽいですね。米軍機が飛んでいるシーンもあったので、多分拝島近辺ではないでしょうか。映画にでてきたようなマンション郡、確かにあるなぁ……

"Limit Cycle"が5話目。映像にひたすらおぼれるといった作品でしょうか。主人公の一人語りがずーっと続くのですがこれがものすごーく抽象的で、理解しようとすると映像から意識が遠のくし、映像にどっぷりつかると主人公の語りが全然理解できなくなるし……で100%消化できませんでした。DVDでもう一回みないとなぁ。監督は『アニマトリックス』の「セカンド・ルネッサンス パート1・パート2」を手がけた人らしく、確かにそういわれてみると、この作品の映像は、「セカンド・ルネッサンス パート1・パート2」のオープニングに近い感じがあります。

6話目は「夢見る機械」。赤ん坊を育てていた機械が壊れてしまい、外の世界にほうりだされた赤ん坊は……というお話。赤ん坊というにはちょっと大きすぎるかなぁ。主人公が赤ん坊ということもあり、台詞はほとんどなし。絡むキャラも言葉を話さないので。ほろりとさせる展開がじんわり心にしみました。赤ん坊はどこから来たのかは見る人の想像力にゆだねられているということにしましょう……

柳楽優弥と菊地凛子が声優で参加したのが7話目「BABY BLUE」。見ているときは二人が声をあてているとは全然気がつかず、それだけぴったりあっていたということなんでしょうか。『バベル』での菊地凛子の女子高生はちょっと無理があったとも聞いていますが(未見なのでなんとも言えませんが)、今回の女子高生役はぴったりですな。こちらも舞台がどうも拝島っぽく、製作者はなにかあのあたりに思い入れがあるのかしらんと思ってしまいました。吉祥寺駅の京王井の頭線も、この前のった~と妙に親近感沸いてしまいましたし。お話自体は、ある一部を除けば、高校生の日常のある1シーンを切り取って映画にしたという感じで、それほど意外感はありません。お話も淡々と続きますし(途中でありえないシーンも出てきますが)。7作品のなかではこれが一番絵がきれいだなぁというのが印象に残りました。

画像がないのは寂しい、ということで、アマゾンリンクはエンドクレジットの時に流れる二千花の'Genius Party'のジャケットです。アッパーな感じが、劇場を出るときに変に感傷的になりすぎずにいいかなと。曲自体は結構すきですなぁ。映画と切り離して1つの作品として聞いても好きな部類の曲に入ります。もっと認知度あがってもいいのではないか知らん。

7話もあるのでどれかひとつはお気に入りのお話が見つかるのではないでしょうか。日本のアニメの真髄というのは大げさですが、Japanimationの魅力を再発見するよい機会になるかと。っていうかNHKの「アニ*クリ15」が好きな人はきっと気に入るのではないでしょうか。嗚呼、「アニ*クリ15」どっかでまとめて放映してくれないかなぁ。






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